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今回は、バスケはバスケでも東京2020の正式種目になった3×3に焦点を当て、『3×3(バスケ)の歴史は?ストリートボールから五輪正式種目へ!』をテーマにお届けします。
どうぞ最後までお付き合いください。
3×3は何て読むの?
2019年9月18日に、国内における正式呼称・表記を「スリー・エックス・スリー」と読み方を統一することになりました。
3×3(スリー・エックス・スリー:以下3×3)は、どのような歴史をたどってスリー・エックス・スリーと呼ばれるまでに広まったのでしょうか。
まずは、3×3の動画をご覧ください。
3×3の歴史
(https://bit.ly/2odcnim)
「3×3?3on3なら知ってるぞ!」という方も少なくないのではないでしょうか。
実は、3×3の歴史は比較的浅いのです。
国際バスケットボール連盟(FIBA)が正式なルールを設け、2007年から正式競技種目として、定期的に国際大会が開催されています。
つまり、FIBAがバスケットボールをさらにグローバルなスポーツへと進化させるために仕掛けた新たな種目ですね。
なんだかワクワクしてきますよね。
2010年にユースオリンピック(14歳から18歳までのアスリートが対象)で始めて世界から注目されるようになりました。
そして、2013年に「3×3.EXE(スリーバイスリードットエグゼ)」ブランドが誕生しました。
2014年には、トップリーグである「3×3.EXE PREMIER(スリーバイスリードットエグゼプレミア)」が創設されました。
2015年に毎年1回、JBA(公益財団法人日本バスケットボール協会)主催による日本選手権大会が行われています。
2017年に2020年東京オリンピックにおいて正式種目として採用されることとなりました。
世界では、ヨーロッパを中心に「3×3」の人気が高く、現在では182の国と地域が「3×3」の国際大会に参加しています。
2016年には韓国でもリーグが誕生、アジアにも人気は広がっているようですね。
ストリートボールとは?
ストリートボール(streetball)とは、屋外のコートを使用し、簡略化されたルールの下でプレーされるバスケットボールの種類の1つです。
アメリカの主に街中(ストリート)で行われることからストリートボールと呼ばれるようになりました。
アメリカには公園にバスケットボールが設置されていることが多いです。
コンパクトなコートの特性を活かし、ショッピングモールや公園など街中のあらゆる場所に会場を設置することが可能ですし、そのダイナミックなプレーがお金を払わずに見られるのもストリートボールの特徴の1つです。
そのため、1on1や3on3が審判なしでのゲームが自然と行われるようになったようです。
NBAチームと契約する選手も、ストリートボールから生まれることもあるようですね。
余談ですが、人気を博していて、1993年にアメリカで誕生したバッシュ・ウェアなどのバスケブランドAND1が立ち上がるほどです。
また、「SOMECITY」というストリートボールリーグも実はあります。
SOMECITYは、様々な街で創り上げられるバスケットボールリーグのことで、「バスケットボールを究極に遊ぶ」をテーマに掲げ、「ストリートボール」の名称でも皆さん知っているのではというところでしょうか。
その他、CROSSOVERという沖縄発の最強ボーラを決めるバスケエンターテイメントもできていたりと、最近ではストリートボールの実業団も増えているようですね。
3×3のルール
3×3は誰でもプレーすることができます。
公認の大会に出場するためには、「Team JBA」の登録がなければ参加することは原則できないようになっているところは注意が必要です。
特徴
プレーヤー側のルールとしては大きく3つ特徴があります。
1)「1試合10分、21点先取で勝利」のノックアウト方式(KO)
2)ショットクロックが12秒
3)ボールのサイズは、”6号級の大きさ”で”7号球の重さ”
バスケコートのハーフコートで実施するため、ショットクロスは12秒と短いです。
かなり臨場感があります。
さらに、狭いコート上でスピーディーに展開される試合において、よりボールの扱いがしやすいようにと、この3×3専用のボールが生まれたと言われています。
点数
3×3ではアークは2ポイントラインで、アークの内側が1ポイント、外側が2ポイントとなります。
フリースローは、1ポイントです。
攻守交替
ハーフコートでゴール1つを使った試合なので、攻守切り替えの際に独自のルールが設けられていますが、とてもシンプルです。
シュートが決まったら、ボールを1度アーク外まで運んでから「オフェンス」をはじめます。
ディフェンスは、ボールがノー・チャージ・セミサークル(いわゆるゴール下のノーチャージエリア)の外に出るまではボールを奪いに行ってはいけません。
ちなみに選手交代はいつ行ってもOKです。
ファール
個人のファウル(パーソナルファウル)のカウントはなく、全てのファウルはチームファウルとして加算されていき、チームファウルは6回までです。
また、7回以上のファウルにはペナルティがつきます。
チームファウル7-9回の場合は、フリースロー・2ショットが与えられます。
チームファウル10回以上の場合は、2ショットのフリースローに加えて、攻撃権も与えられます。
ルールについてもっと詳しく↓
3×3 (スリーエックススリー)のルールを分かりやすく紹介!どんな競技なの?
3×3の楽しみ方
(https://bit.ly/2Nbrf9g)
(FIBA)が正式なルールを設け、2007年から「正式競技種目」となりましたが、観客はどうやって楽しめばよいのでしょうか。
5×5と違い、3×3はコートが半分とコンパクトのため、観客席がかなり近くに設置されています。
また、会場にはDJブース、ミュージシャンなどのパフォーマン、MCなどが盛り上げてくれるので自然と盛り上がること間違いなしです。
選手のプレーは臨場感あふれており、身近で見られる分試合時間があっという間です。
ゲーム後には撮影会やサイン会が開かれ、選手と2ショット写真を撮ることもでき、選手との近さも魅力の1つです。
シーズンオフのプロバスケ選手が3×3の二刀流をしていることも最近は増えているので、きっと知っている選手もいるのではないでしょうか?
まとめ
・3×3は、スリー・エックス・スリーと読む
・2007年から注目されるようになった
・5×5と少しルールは違うけれど大枠はほぼ一緒のため、観客は初めて見ても楽しめる
まだ始まったばかりの3×3ですが、選手はいま東京2020オリンピック選考に向けて点数獲得に勤しんでいます。
シーズンオフの5人制の選手も二刀流として3×3にチャレンジしている選手も多く、そういう選手を間近で見られることもとても興奮しますよね。
多くのスポーツを目にすると思いますが、是非3×3にも興味をもって頂けたら幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。