車椅子バスケのルールを簡単に解説!5人制との違いは?

「バスケットボール」には5人制と3人制(3×3)、そして「車椅子バスケ」がありますよね!

スラムダンクの井上雄彦氏の漫画「リアル」もあり、その激しさや楽しさを知った方も多いのではないでしょうか?

そんな車椅子バスケですが、

・ルールを分かりやすく教えてほしい

・5人制との違いは?

なんて疑問をお持ちのアナタのために、車椅子バスケのルールを簡単に分かりやすく解説します!

車椅子バスケのルールは5人制と基本は変わらない

車椅子に乗ってバスケットをするのだから、特別なルールが多いのではないかと考える人も多いかと思いますが、基本は通常のバスケットボールとルールは大きく違いはありません!

試合は1チーム5人が出場で、コートの広さやボールの大きさは通常のものを使用します。

試合時間も正式のルール通り「10分のピリオドを4回」行います。

ハーフタイムも10分と通常のルールと何も変わりません!

車椅子バスケ特有のルール

では、車椅子バスケの特有なルールとどのようなことがあるのか。

それは、まずは「車椅子を使う」・「障がいのある選手がプレーをする」ということです。

このことが前提としてあるため、ルールも少し特有な部分がありますので紹介します!

車椅子からお尻を離してはいけない

車椅子バスケは、その名の通り「競技用の車椅子」に乗って競技をします。

そのため、常に車椅子に座ったままボールを扱わないといけません。

シュートやドリブルの際に、椅子からお尻が離れてしまうと「バイオレーション」の反則となってしまいます。

常に上半身のみのプレーとなるため、かなりの負担が上半身にはかかることになります。

ダブルドリブルはない

大きなルールの違いとして、「ダブルドリブルがない」ということがあります。

ダブルドリブルとは、ドリブルしているボールを保持すると、さらにドリブルすることができない反則です。

車椅子バスケットにはこのルールがないため、ドリブルの後ボールを保持してもさらにドリブルをすることができます。

車椅子バスケの試合を見てもらうと分かるように、膝の上にボールを置いてコントロールし味方を探したり、シュートを狙ったりしています。

トラベリング規定の違い

バスケットボールのルールでよく知られているルールに「トラベリング」がありますね。

これは、ボールを持ったまま「3歩以上」歩く(移動)することができないルールです!

「トラベリング」については、車椅子バスケにも適用されていますが、車椅子のため1歩と数えるのは難しい。

そのため、車椅子(タイヤ)を漕ぐのは、「2回まで」と決められており、それ以上漕ぐためにはドリブルをしなければいけません。

車椅子同士が激しくぶつかることもある車椅子バスケですが、トラベリングなどもあり、難易度が高いスポーツに感じますよね。

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クラス分けと持ち点について

先ほども紹介しましたが、車椅子バスケも通常のバスケットボールのルールと同じように、1チーム5人で試合を行います。

ですが、障害レベルの重い順から持ち点が定められており、試合中にコート上の5人の持ち点の合計が14.0を超えることができません。

障害レベルによって、チーム差が生じない様工夫されたルールです。

こちらが、クラス分けと持ち点についてまとめた表になります。

【クラス分け表】

1.0 腹筋・背筋の機能が無く座位バランスがとれないため、背もたれから離れたプレーはできません。体幹の保持やバランスを崩して元の位置に戻すとき、上肢(手)を使います。脊髄損傷では第7胸髄損傷以上の選手で、基本的に体幹を回旋することができません。
2.0 腹筋・背筋の機能がある程度残存しているため、前傾姿勢がとれます。体幹を回旋することができるため、ボールを受けたりパスしたりする方向に体幹の上部を向けることができます。脊髄損傷では第10胸髄から第1腰髄損傷までの選手ですが、残存能力には個人差があります。
3.0 下肢にわずかな筋力の残存があり、足を閉じることができます。骨盤固定が可能となるため、深い前傾から手を使わずに素早く上体を起こすことができます。第2腰髄から第4腰髄損傷の選手及び両大腿切断者で断端長が1/2以下の選手です。
4.0 股関節の外転を使って、少なくとも片側への体幹の側屈運動ができます。第5腰髄以下の選手及び両大腿切断で断端長が2/3以上の選手、また片大腿切断で断端長が2/3以下の選手です。
5.0 片大腿切断で断端長が2/3以上の選手や、ごく軽度の下肢障害を持つ選手です。どんな状況であっても両側への体幹の側屈運動が可能です。

【選手の持ち点表】

※中間的機能を有する場合には0.5点を加えます。

級別 クラス1 クラス2 クラス3 クラス4
持ち点 1.0〜1.5 2.0〜2.5 3.0〜3.5 4.0〜4.5

各チームは、このように定められたクラス分けを考え、メンバーを選考します。

車椅子の規定

車椅子バスケでは、普段見かけるような車椅子を使用することはありません。

「競技用の車椅子」を使用します。

競技特性に応じて、急発進や細かいターンができるよう作られています。

また、タイヤは「八の字」に取り付けられており、細かい動きが行いやすようになっています。

試合中に車椅子が転倒した場合は、自力で起きあがらなくてはなりません。

起き上がることができない場合は審判の判断で試合が中断され、スタッフや選手が起き上がりをサポートします。

このようなことも起こるため、転倒防止キャスターが取り付けられています。

車椅子の規定をまとめました。

車椅子規定

①フットレストの高さ11cm:床面からフットレスト前面上部で測ります。

②シートの高さ53cm以下:サイド・シート・レールの上縁部までの高さを測ります。

③大輪の大きさ69㎝以下:空気を入れたタイヤの外側部の直径で測ります。

最後に、天皇杯第47回日本車いすバスケットボール選手権大会のハイライトをご覧ください。

ルールを整理してからだと、見方も変わるのではないでしょうか?

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まとめ

・車椅子バスケのルールは5人制と基本は変わらない

・車椅子からお尻を離してはいけない

・ダブルドリブルがない

・トラベリングはルールが違う

・出場選手のクラス分けと持ち点がある

・コート上の5人の持ち点の合計が14.0を超えてはいけない

・車椅子の規定

今回は、車椅子バスケットのルールを紹介しました。

パラリンピックでも盛り上がること間違いなしの車椅子バスケット。

見ていても驚くような激しいぶつかり合いがあったと思えば、とても細かい動きで車椅子を操作し、味方へボールを繋ぎ得点を決める。

白熱する車椅子バスケットボールのルールを理解して、さらに楽しんでくださいね!

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

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